相性
イタリア料理は頻繁にレモンを使います。
シチリアやアマルフィなどの観光地も実は世界的に有名なレモンの産地。
空港について、飛行機から降り立つと仄かにレモンが香る。とも言われるそうで。
そんなレモン大好きイタリア人。使う使う。
食前酒からカルパッチョの隠し味につかったり、
ムール貝のワイン蒸しの味付けに加えたり、
パスタに少しレモンの皮をおろし入れたり、
メインのソースはレモンバターソース。
ドルチェはレモン風味のリコッタチーズケーキ。
食後酒はリモンチェッロ。
レモンのフルコース。
そんな「レモン」ですが、必ずと言っていいほど黒胡椒が添えられます。
これは古くからイタリア人が自然と相性良しと感じて組み合わせてきたものですが、
ちゃんとした科学的根拠があるようです。
二つの共通点は「リモネン」柑橘系に含まれる化学物質の一つですが、
黒胡椒の香りの主成分もこの「リモネン」なのです。
共通した成分が仲良く二つを結んでいるのですね。